モリアーチー教授の雑学講座

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ウィーンひとり旅 エリーザベト「感激」旅行記

交通の要所ショッテントーア
交通の要所ショッテントーア

初日(その4)

注:この旅行記は1996年当時の記録を基に作成しており、写真も断りのない限り当時のものを使用しています。従って、現在の状況について保証するものでは一切ありません(「必ずお読みください(ご注意事項)」をご参照願います)。

・Uバーン3&2でヘーレンガッセからショッテントーアへ。

[ショッテントーアはリンクにあった門の名残で、今はトラムの乗り換えポイントになっています。]

 「リンクにあった」というのは私の間違いですが、ショッテントーアは未だウィーンが市壁に囲まれていた時代にあった門の一つで、旧市街を貫くヘーレンガッセを北西に進むと到達します。ここからはヘーレンガッセに続いてヴェーリンガー通りが北西へと延びており、その通りに沿って、ホイリゲで有名なグリンツィンク方面へと向かうトラム(都電)が発着するポイントとなっており、Uバーンとの乗り換えも含めて公通の要所です。なお、「リンク」は市壁を取り払った跡地に作られた広大な環状道路のことです。

Uバーン車両内部    ショッテントーアから見たホテル・レギーナ
左:Uバーン車両内部 右:ショッテントーアから見たホテル・レギーナ

・徒歩でフォーティーフ教会隣のホテル・レギーナへ。

[今年で開業100周年なのだそうです。3☆でミドルクラスです。ホテル内は昔の版画が200点以上も飾られていて、ギャラリーのようでした。部屋自体は全く大したことがない普通の古いホテルです。フォーティーフ教会はライトアップされていて夜景がとても美しいです。]

[(ホテル情報を求められて)Wien, Kremslehner Hotels Wien Hotel Regina, E,一応パックなので不明でもきっと3☆なのでATS1000程度?,バスタブつき,カーテンあり, 質素]

 ショッテントーアからはフォーティーフ教会を見ながら、ホテルまで教会前広場横の道を歩くのですが、この広場の名前は「ルーズベルト広場」と書かれていました。

ライトアップされたフォーティーフ教会
ライトアップされたフォーティーフ教会

 ネオフランス・ゴシック様式のフォーティーフ教会(「ヴォーティフ」と書かれることもあります)がライトアップされた様は本当に凍りついたように美しかったです。この教会の創建はフランツ・ヨーゼフ1世暗殺未遂事件に由来します。

 1853年当時23歳の皇帝が城壁の上でハンガリー人の青年に暗殺されかかったのですが未遂に終わったことを神に感謝するため、弟のマキシミリアン公の呼びかけで建立されたのだそうです。設計者はすぐ近くにあるウィーン大学と同じくハインリッヒ・フォン・フェルステルで、1856〜79年の長きに渡ってショッテントーアの外側に建てられることになりました。完成した時にはマキシミリアン公はメキシコ皇帝として革命に巻き込まれ既に処刑された後でした。

創業100年のホテル・レギーナ(ルームカード)    フォーティーフ教会とホテル・レギーナ
左:創業100周年だったホテル・レギーナ(ルームカード) 右:フォーティーフ教会とホテル

 この旅行の宿となったホテル・レギーナはちょうど1996年が開業100周年だったのだそうです。風格のあるミドルクラスのホテルなのですが、残念ながら私の泊まった部屋自体は狭いつまらない一人部屋なのでした。

写真撮影:モリアーチー

       


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最終更新日08/01/14
初掲載告知日00/09/23

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