ホテルのエレベーター（０階に注目）

　スイスへ来てしばらく経つとエレベーターの０階やマイナス階表示が気にならなくなり、むしろ日本に一時帰国したときなど違和感をずっと感じていた。今でも「ゼロ階」がなくＢ１、Ｂ２とまるで日本人には分からない記号が書かれたエレベーターよりも、写真のエレベーターのようにきっちりと整数の世界を見せてくれる方が好きだ。

　エレベーターと言えば、今はどうかわからないが、スイスの古いビルやホテルなどで「壁が動く」エレベーターがまだあの頃は多く残っていた。古いホテルなどのようにせめて格子戸が閉まれば壁が動いているのが見えてもよいのだが、会社の工場のものなどは壁が剥き出しで触れる状態のまま、一方の口が開いた箱が上下に動くわけである。ちょっと怖かった。（2003.11.30）

　写真撮影：モリアーチー

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『スイス』
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最終更新日04/12/08
初掲載告知日03/11/30